第2回大工塾リポート
里山建築では定期的に若い世代の大工さん向けに講座を開催しています。
第2回は、尺杖と矩計(しゃくづえとかなばかり)です。
家は木を組んで造りますが、職人さんがまず行うことは、図面を見ながら必要な木材を準備することです。
現代では、機械で長い木材を適切な長さにカットする【プレカット】を使うことが多く、専門の業者の方もおられます。
大工塾では昔の技法を学ぶ機会なので、【手刻み】と言い、すべて手作業でカットする技術を学びます。
と言いつつ、今回はカットする前段階!!
ものさしである、高さを計る【尺杖】と、長さを計る【矩計】を作りました。
やり方は、一本の長い木に差し金をあてて、前回作った墨差し(現代では鉛筆にあたる大工道具)で印をつけていきます。
大工さん達は、塾長から出されるお題と図面をにらめっこしながら計算して行うのですが、これが結構難しいのです!
でもみなさんバッチリやりきりました。
ご参加ありがとうございました!