私たちが「まずはお友達から、始めませんか」にした理由!
写真:左・達成(7代目)、中央・一郎(6代目)、右・賢太(ディレクター)
こんにちは!里山建築です。
ホームページをご覧頂きありがとうございます。
トップページにある「まずはお友達から、始めませんか」というメッセージを見て、みなさまはどのように感じましたか?
今回のブログでは、私たちとまだお会いしたことがない方に向けて、自己紹介のような内容でその理由がお伝えできたらと考えています。
写真:5代目・里山文吾が手掛けた家の基礎部分、昔の木組みの様子が伺えます
1706年起業、今年で創業314年
里山建築の創業は宝永元年(1704年)創業者・里山実蔵が1人の大工として身を起こしたのが始まりです。
今現役で活動しているのが、6代目・里山一郎と7代目・里山達成(たつなり・長男)です。
宝永時代の建物はさすがに存在しないのですが、今でも5代目・里山文吾が手掛けた家が残っているので、私たちが新たにリフォームする機会があります。
ご先祖様の手仕事を見れた時、代々続く家系なのだと幸せに思う瞬間であり、大工として気を引き締める瞬間でもあります。
写真:大工塾の集合写真(ベテラン大工さんはもう一人いますが写真はまたいつか)
伝統技術と最新技術によるイエづくり ベテランと若手の混合チーム
大工さんは一郎と達成を含めて全員で7名おり、
経験が豊富で古典的な技術に詳しいベテランチームと
技術向上に向けて努力を惜しみなくする若者チームが一緒に働いています。
私たちは今、ベテラン大工さんと一緒に働けることが本当に幸せなことだと思っていて、
彼らの技術を近くで見て学べることは、とてもありがたいことだと実感しています!
というのも、現代建築は機械が進歩した分、以前なら全て大工さんの手作業だったところを、機械がその役割を果たしてくれるので、機械を扱う技術が付けば大抵の大工仕事はこなすことができます。
しかし、全ての大工仕事が機械で対応できるわけではないため、私たちのミッションは「技術の継承をすること」だと考えています。
そのため、ベテランチームが現役の今に、できるだけ技術継承できればと会社の垣根を超えて「大工塾」を開催しています。
このように大工塾ができるのも、ベテランチームがいてくださるからこそですし、大変感謝しています。
今後、一緒に学ぶ若い大工仲間が増えていくといいな!と燃えているところです。
7代目はデザインから提案「木が持つ気を活かす」
一方、7代目になり大きく変わったことといえば、デザインから手がけるようになったことでしょうか。
住宅新築の場合、規格住宅・建売りではなく、いわゆる自由設計の注文住宅でお受けしています。
デザインは、ディレクター・里山賢太(次男)が担当しており、彼の特徴は「環境、空間、景観におけるバランスと美しさの追求」だと思います。
お客様が一生付き合える建築にするためには、オーナーの今と未来のことを考えるようにしていて、建物のバランスがいいか?美しいか?をものさしにお客様にベストなご提案をするように心がけています。
里山建築の特徴は何?他の会社とどこが違うの?と聞かれたならば、
私たちは「木をうまく取り入れるところ」だと答えます。
木はその場所で過ごす人に温もりを与えてくれます。
ときには、その香りで癒してくれることもあります。
それは、木が自然なもので人に近い素材であり、見えないけれど木が持つエネルギーがあるからです。
「表情を見て、木が持つ気を活かすことが職人の仕事なのだ」と大工さんは言います。
木目はひとつひとつ違うので、例えば年輪が詰まった木には、苦労して生きてきたのだなと感謝しながら加工をするそうです。
賢太名言:木は命、木は心
また、賢太は木の素晴らしいところを「いろんなものに変えることができる素材で、それだけで家を一軒建てることができるところ」。と話します「木の持つ特徴を活かせば、他にないデザインを生むことができるし、オリジナリティを出すことができる。木は生きているから、上手に付き合う必要があるけれど、劣化ではなく変化するところも木の良いところ」。と続けて言いました。
大工ならではの「特別」な「愛着」があるイエづくり
規格品にはその良さがあり、オリジナルには「特別」な「愛着」という良さがあります。
里山建築には木を使ったデザインを考える人、それを加工し造ることができる人がいるので、きっとあなたの思い描く建物を実現することができる!と自信を持って言えます。
もしあなたが、「イエや店づくりをしよう!」と思った時に、建築会社に一番求めることはなんですか?
私たちのアンサーは、「言わんとすることが伝わること」です。
思っていることが相手に伝わらない苦労はとっても大きいです。だから、感性や感覚が似ていることは、意外と大事だと思いませんか?
だから私たちは…「まずはお友達から、始めませんか?」なのです!